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2017年春18きっぷ旅の後半戦は上信越方面に行ってきました。

 
JR臨時列車のプレスリリースを見ていたら、ちょうど4月8日に上尾駅始発で高崎線と上越線を走り水上まで行く「EL&SLみなかみ」号というのがありました。これは乗っておきたい

家を早朝に出れば上尾駅8時13分の発車には間に合いそうですが、ぎりぎりだ。
せっかくだから入線から見たい。そのためにはどこかで前泊するべ。
だったら一度話題のあそこに泊まってみようかなと予約を入れた場所。それは
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JR馬喰町駅4番出口からすぐの、トレインホステル北斗星
かつて上野と札幌を結んでいた名列車、寝台特急北斗星の実車部品を使った宿泊施設です。
受付を済ませ、3階のゲストルームに入ると
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懐かしの開放B寝台だ
指定されたベッドは上段。下段には既に人がいたようなのでなるべく音をたてないように気を使いながら自分でベッドメイクします。
やがて就寝時間となりますがあまりよく眠れなかったな。

翌朝5時ごろにシャワーを浴び、その後準備をしてチェックアウト。
外は雨が降っていましたが出口隣がすぐ駅だったので濡れずに駅へ。
総武快速線馬喰町駅から2駅で東京駅。ここで駅弁を買い、京浜東北線で上野、さらに上野から高崎線に乗って上尾駅に向かいます。

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上尾駅で駅そばにありついたので駅弁はお昼用に
しばらく待って、やがて2番線に列車到着の案内放送が入り、高崎側からD50_2297
やってきましたEF65 501
そして反対側(高崎側)にはEF60 19
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高崎まではこの2台でプッシュプル運転を行い、間に挟まれた5両の客車を牽引していきます

一通り撮影をして、指定券に示された座席に座ってもう間もなく出発というところで…
「高崎線は桶川ー北本間で人身事故が発生したため、運転を見合わせます。この列車の出発時間は9時20分ごろの予定…」

え!?
1時間以上あるじゃん
暇だー
ってわけで撮影タイム続行
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やがて隣の3番線ホームに停車していた籠原行き普通列車が動き出しますが、この列車は相変わらず止まったまま。
そのあと後続の列車が2,3本ほど先に行ってしまい、この列車は何時出るのかなと思ってたところでやっと順番が回ってきたようです。
結局80分遅れの9時30分ごろに上尾駅を出発。

駅出発時の振動は電車と違う客車ならではのもの。懐かしいです。

途中桶川、鴻巣と停車し、次の熊谷駅にさしかかると、汽笛の音が
見ると隣の秩父鉄道のホームに、秩父鉄道のSLが停車していました

こちらの出発の合図に応えて、向こう側も短い汽笛を鳴らしてくれ、粋な計らいでした。
いつか秩父のSLにも乗りに行かねば

列車はなおも進み、SLが待っている高崎駅に到着。
この列車の一大イベントになっている機関車交換を見学するため連結部付近に向かいます
今まで列車を牽引してきたEF60が切り離され、離れていきます。
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そして代わりにD51 498が先頭に連結されます。
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座席に戻りしばらくして、機関車が高らかに汽笛を鳴らして列車が走りだします。
先ほどまでの電気機関車と違って優しい乗り心地でした。そして石炭が燃えた臭いも漂ってきます。
渋川では通常、機関車の点検とともに記念撮影なども行われるのですが、今日は人身事故による遅れの影響もあり、点検のみということであまり時間もなく席について待っていました。

渋川を出発していよいよお弁当タイム。
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車窓を見ながら食べるお弁当はとても美味しい。

列車は終着の水上駅に到着。
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水上駅に到着後、機関車は切り離され駅の北側にある転車台の方に向かっていきます。
次の列車まで約50分ほどの時間がありました。昨年の秋に水上に来た時は日帰り温泉に入浴したのですが、今回はそこまでの時間はないので、SL転車台を見学することにしました。
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駅の北側にある転車台は周囲が整備され、観光客が見学できるようになっていました。
やがて機関車が転車台に乗り、機関車を乗せた転車台が回りだし、方向転換終了。
その後機関車は移動し、整備及び給水が行われて帰りの準備をします。

この後の計画は13時40分発の長岡行きに乗るのですが、続きは次回に